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最近のストリーミング配信事情:音源と再生能力

ここでは、最近のストリーミングによる高音質での音楽の聞き方について記載します。

なお、音質については好みによる違いが大きいことから、高音質について音源の数値を再生する能力を「音源音質」とイヤフォンなどの性能により変わるものを「表現音質」として記載しています

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目次

スマホで高音質再生が可能になってきました

最近販売されるスマホは初心者用を除いてほぼ「ハイレゾ」対応となっています

ハイレゾ対応というのは、これまでアンドロイドのSRC機能(最大16ビット/48khzの制限)で制限されてきた再生音質が回避できるようになったということです

つまり、音源音質の高いものがその数値のまま再生されるようになったということになります

では、ハイレゾ対応のスマホで流行りのストリーミングをどう再生すればより良い音が楽しめるのか解説します

音源音質は有料がおすすめ(無料の場合はハイレゾスマホはいらない)

いろいろなストリーミング配信がありますが、いずれも無料版は音源音質が制限されます

せっかくスマホの性能やイヤフォンの性能が高くても音源が悪くては元も子もありません

音源を圧縮して消えてしまった音はビットレートをリサイズしても復元できません

イヤフォン性能が良くても無い音は再生できないのです

ストリーミング配信で標準音質や節約モードで聞く場合は、ハイレゾどころかCD音質にも及びませんから、スマホもハイレゾ対応は必要ありません

もちろん再生音質の性能が高いイヤフォンで聞けばいい音にはなりますが、その能力を十分に引き出すことはできないでしょう

Spotifyの場合

無料版では最高ビットレートが160kbpsです

有料版では320kbpsとなっています

通常256kbps以上であれば音源音質は良好と言えますから、有料がおすすめです

AmazonMusicの場合

アマゾンプライム会員は標準音質(最大320kbps)が対応です

Unlimited会員はHD音質16ビット/48khz、UrtraHD音質24ビット/48khzから192khzが再生可能です

通常のCD音源は16ビット44.1khzでサンプリングされています

ビットレートでいうとおおよそ1440khzです

ビットレートが256kbpsを超えると音質の違いは中々聞き取れないと考えると

ハイレゾで聴くことを考えるとUnlimitedの音源音質はほしいところです

スマホはハイレゾ対応が必要か???

今までのAndroidスマホはSRCという機能の制限で音楽を再生する場合16ビット48khzの制限が有りました

それでも、CD音質レベルなので、人間の耳で聞き分けられると言われるビットレート以上での制限です

「ハイレゾ」については色々な解釈が有ります

ここでは、「CD音質」を超える音源音質を「ハイレゾ」と定義します

ハイレゾ対応のスマホはどのような人が必要なのでしょうか????

有料会員が聴くことができる音源音質から考えてみましょう

Spotifyを楽しむ場合は、音源音質がハイレゾ以下なので、ハイレゾ対応スマホは必要ありません

Unlimitedを楽しむ場合は、HD音質音質以下ならば必要ありませんが、UrtraHDの音源音質24ビット/48から192khzを再生するときはハイレゾ対応スマホが必要です

逆に言えば、ストリーミング配信の場合、アマゾンのUrtraHDを聞かない限りハイレゾ対応のスマホは必要ないということです

さらに、アマゾンのUnlimitedでも、ネットワーク通信によるストリーミングの場合は高音質に設定しても、サンプリング周波数は48khzに落とされて再生されるので、ハイレゾ対応スマホは必要ありません

USB-DACを通して有線で再生することにより、音源音質を最大限に再生イヤフォンに伝えることができます

再生機器はBluetoothより有線が上だが・・・

CD音質を超えるハイレゾを聴くためにはそれなりの再生機器が必要です

スマホなので、イヤフォン(ヘッドフォン)で再生する場合で記載します

有線イヤフォンはアナログ再生なのでビットレートの制限は有りません

Blutoothの場合AACで16ビット/48khzの制限があります

LDACの場合でも、24ビット/96khzまで再生しかできません(ただし最大ビットレートは990kbps)

いずれでも、人間の可聴範囲を考えると、20Hz~20kHz以上の表現力があれば十分と言われています

その当たりを確認して購入しましょう

聞こえない音による効果を体験したい場合は、20Hz~50kHzというものも有ります

せっかくスマホから再生できた音がイヤフォンの再生能力で落ちてしまうのはもったいないですね

同じ音源音質ならば重要なのは再生能力かも

数値的なことで話をすると、音源が24ビット/48khz以上のハイレゾの場合、有線若しくはLDACコーデックでないと音源のそのままの数値で再生できません

ここで重要になってくるのは、再生表現です

忠実に音源音質を再生した場合

量子化ビット数が16ビットから24ビットに変わると個別の音の大きさを256倍きめ細かく表現できます

大きさの違う複数の音が同時に再生されるのです

さらに、それをステレオ再生することで、どの方向から出ているかも聞き分けられるのです

音の定位とは音像の配置関係が左右以外にも遠近方向に渡って表現される情況をいいます

これはあくまで、音源音質を忠実に再生したということです

聞く人によっては、細かな音が色々な方向から聞こえてくるので、落ち着かないという音にもなりかねません

ここで重要になってくるのは、「再生音質」の違いなのです

音源音質を落としても、再生能力でカバーできるイヤフォンが増えてきています

最近は各メーカーともに、イヤフォンの特性を変えるなど再生音質に特徴をもったものが販売されています

低音重視や高音重視、中低音重視などのイヤフォンもあります

またそれらの特性はイコライザー等で自分の好みにも変えることができます

また、ノイズキャンセリングの有無、耳を塞がないタイプ、運動しながら聞けるものなど音質以外の性能も多種多様です

自分の好みや使用環境に有ったものが探せれば、それが一番です

栃木百名山

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